鈴の音
バックナンバー:  
2012年 7月号

<薬の副作用>
 薬を服用して、こんな経験はありませんか?鼻水が止まったけど、眠くなった。あるいは、熱が下がったけど、お腹が痛くなった。これらは薬の副作用が原因で起きているかもしれません。今回は薬の副作用についてお話したいと思います。


<薬の主作用と副作用>
 薬の主作用とは、病気を治すための本来の目的に働く作用のことです。例えば、風邪をひいて咳がひどい時、咳を鎮める作用の薬を飲んで咳が治まれば、それがその薬の主作用となります。一方、その薬を飲むことで、手足が震えたり、喉が渇いたり、期待しない症状が出ることがあります。これが薬の副作用です。

<さまざまな副作用の症状>
 薬の種類だけでなく、薬を服用する人の体質でさまざまな副作用が出現することがあります。主な症状に次のようなものがあります。
  • ショック症状:不快感、口内異常感、喘鳴、耳鳴り、発汗、血圧低下、意識障害
  • 過敏症状:発熱、発疹、蕁麻疹、かゆみ
  • 精神神経症状:眠気、めまい、疲労感、不眠、頭痛、言語障害、抑うつ、精神錯乱、神経過敏
  • 胃腸症状:食欲不振、吐き気、下痢、便秘、腹痛

副作用防止には「お薬手帳」が役に立ちます 薬局で薬をもらうと「お薬手帳」に調剤された薬の情報が必ず記入されます。もし、その薬を服用して気になる症状や副作用が現れたときは、「お薬手帳」に記入するようにしましょう。次回受診する時や、薬を購入する時は「お薬手帳」を必ず携帯し、提示するようにしましょう。「お薬手帳」は単なる服用薬の記録手帳ではありません。「お薬手帳」に体調などを患者さん自ら記入することで、いわゆる「健康手帳」となり、病状の把握や、重篤な薬の副作用防止に役立てることが出来るのです。