鈴の音
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2012年 8月号

<虫さされ>
 夏は屋外で過ごす時間が増える季節です。草むらや樹木に潜む蚊やブユに刺されたり、毛虫にかぶれたりと、様々な虫と接する機会も多くなります。今回は、虫さされについて調べてみました。


<蚊>
 蚊は動物の体表面から出る二酸化炭素を頼りに近づいてきます。日中よりも夕方から夜に活発に活動します。蚊に刺されると、人間の体内に残った唾液腺が原因物質となり、かゆみを伴った発疹になります。蚊に刺されたら掻きむしったりせず、清潔な水などで冷やすようにしましょう。市販の虫さされ薬も効果的です。また、屋外に出ているときは風上に蚊取り線香を置いたりして、蚊を寄せ付けないようにしましょう。

<ブユ>
 ブユは体長2〜3cmのハエに似た吸血昆虫です。地域によってはブヨあるいはブトとも呼ばれ、山間部の渓流沿いや高原に多く生息しています。夏の野外レジャーの時に刺されることが多いようです。刺されている時は痛み、かゆみをほとんど感じず、刺されて半日くらいすると刺された所が赤く腫れて次第に激しい痒みを生じます。また、刺されたところに赤いしこりができて長く残る人もいます。ブユに刺されたら蚊と同様に掻きむしったりせず、患部を水や冷湿布で冷やすようにしましょう。はれやかゆみがひどいときは、抗ヒスタミン軟膏を塗るようにしましょう。

<ハチ>  ハチを見かけたら、いたずらなどして刺激を与えないようにしましょう。刺激しなければハチの方から人に向かってくることはほとんどありません。もし、ハチに刺された場合は、針が残っていないか確認し、残っていたときは毛抜きなどで抜き取ります。傷口が大きければ、水で毒を洗い流してから抗ヒスタミン剤の入ったかゆみ止め等を塗ります。ハチに刺されたときに注意が必要なのは、アナフィラキシーショックです。命にかかわることもありますから、気分が悪くなってきた場合はただちに医療機関を受診してください。

<チャドクガ>  チャドクガは体長2〜3cmのドクガ科の蛾で、幼虫、成虫、繭には毒毛があります。最近、チャドクガにかぶれる被害が増えています。チャドクガの幼虫(毛虫)は、庭木や公園などのツバキやサザンカの葉に密集しています。産卵・孵化は春と初秋の年二回で、8月から9月に毛虫が大量発生するので警戒が必要です。幼虫の毒毛に触れると赤い斑点が出て強いかゆみに襲われます。チャドクガを見つけたら、いる場所を覚えて近づかないこと。万一触れてしまった時は、毒毛が皮膚に付いている可能性があるので、粘着テープで取り除き石鹸で洗い流して下さい。かゆみを伴った発疹があらわれたときは、すぐに医療機関を受診しましょう。