鈴の音
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2013年 5月号

<紫外線>
 4月から9月にかけては紫外線の強い時期に当たります。かつては日焼けで黒くなることは、とても健康的なイメージがありました。しかし、最近では紫外線を浴びすぎることは体に様々な悪影響を及ぼすことが知られてきています。今回は紫外線対策についてまとめてみました。


<紫外線の性質>
 紫外線は波長の長い方から「UV-A」、「UV-B」、「UV-C」の3つに分けられます。 UV-A:短時間なら浴びても健康被害は起こらないが、長時間浴びると健康への影響が懸念されます。 UV-B:大部分が大気層で吸収されますが、一部は地表に到達し、日焼けや目にダメージを与えたりします。 UV-C:大気層で吸収され地表には到達しませんが、浴びると深刻な健康被害が起こると予想されます。

<紫外線による健康への影響>
 最近の研究で、紫外線を浴びすぎると人の健康に様々な影響があることがわかっています。とくに皮膚や目に顕著に障害が生じます。
 急性のものとしては:
  1. 日焼け;皮膚が赤くなり(サンバーン)熱や痛みを生じます。時間が経つと色素が皮膚に沈着し、黒い日焼け(サンタン)になります。
  2. 紫外線角膜炎;目の角膜が傷ついて炎症を起こします。ひどくなると、痛みや涙が止まらなくなります。
 慢性のものとしては:
  1. 皮膚のシワ、シミ、黒子の原因になります。日光角化症や皮膚がんに移行することもあります。
  2. 白内障の原因のひとつに挙げられています。

<紫外線から体を守る>
 紫外線の強い時間帯(10時〜14時)の外出を避けることが一番の対策になりますが、外出する場合は、つばの広い帽子や日傘、サングラスを使用するようにしましょう。サングラスは、色が濃いだけでは紫外線の遮断に効果がないので、UVカット機能の表示のあるものを使いましょう。また、日焼け止めを上手に使うと外出時の紫外線対策により効果的です。

<日焼け止めの使い方>
 日焼け止め剤には「SPF」や「PA」と表示があるのをご存知でしょうか?  SPFはSun Protection Factor(紫外線防御指数)の略でUV-Bの防止効果を示す数値です。「SPF20」や「SPF30」「SPF50」「SPF50+」などと表示され、数字の大きいものほど紫外線防御率が高くなります。
 PAはProtection grade of UVA の略でUV-Aをどのくらい防止出来るかと言う目安になります。「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階で表示され、+の数が多いほど防止効果が高くなります。
 日常生活や買い物などで短時間外出する時は、SPF10〜20でPA+の日焼け止めで十分です。炎天下でのレジャーやスポーツを行うときは、SPF50以上でPA+++以上のものを選びましょう。いったん塗った日焼け止めは汗をかいたりそれをタオルなどで拭いたりすることで落ちてしまいます。2〜3時間おきに塗り直しや重ね塗りをすることをお奨めします。

炎天下の外出には対策を立てて、紫外線を浴びすぎないようにしましょう。