鈴の音
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2013年 7月号

<ニキビ>
 ニキビは皮脂の過剰な分泌と毛孔(皮脂の排出口)の閉塞によってできたコメドに、毛包内に常在するニキビ桿菌が増殖して炎症反応を起こし、赤い丘疹状になる皮膚疾患です。


Q.ニキビができる要因は?
A.機械的刺激、ストレス、化粧、食事、遺伝的因子、便通異常、男性ホルモンによる皮脂の分泌亢進など、さまざまな要因が複雑に関与してニキビが発症すると考えられます。

Q.ニキビ肌の3つのタイプとは?
A.肌の皮脂量により、脂漏型、通常型、乾燥型に分けられます。脂漏型は、顔面全体に皮脂量が多く、通常型は、頬の皮脂量は正常で、額、鼻、あご部分にのみ皮脂量が多いのが特徴です。一方、乾燥型は、頬の皮脂量は少なく、他の部位の皮脂量も多くない状態のことをいいます。

Q.ニキビを防ぐためには?
A.
  1. まず洗顔。洗顔やスキンケアをすることでコントロールできることが多いので、欠かさず行うことが大切です。女性の場合、生理中や妊娠中においては、黄体ホルモンが男性ホルモン様作用を示すことからニキビが悪化しやすい時期といえるので、生理前などは特に念入りに洗顔すると良いでしょう。洗顔方法としては、
    • 脂漏型の人:少し熱めのお湯で脱脂力のある洗顔料を使い、水分を補給します。
    • 通常型の人:ぬるま湯で、浴用石けんか洗顔フォームを使い、皮脂量の多い額、鼻、あごなどを2度洗いし、水分を補給します。
    • 乾燥型の人:ぬるま湯で、石けんか脱脂力の弱い洗顔フォームを使い、化粧水、乳液を顔全体、クリームを頬に補給します。
  2. 化粧。化粧はニキビの増悪因子であるため、できるだけ避けるほうが良いでしょう。ただ、唇や、目の周りはニキビはできないので、口紅、アイライン、アイシャドー等のポイントメイクはほとんど影響しません。
  3. 髪の毛。毛先が顔にさわると皮膚が刺激され炎症を起こしニキビが悪化するため、髪の毛は顔にかからないほうが良いでしょう。

Q.クリームタイプとローションの違いは?
A.かさつきやかゆみがある場合は、クリームを第一選択にし、かさつきがなくなってきたらローションに切り替えます。脂漏が強い場合はローションの方が効果的です。ただし、ローションの場合はアルコールが入っているため刺激を感じる方もいます。乾燥型の人はクリームタイプが良いでしょう。

Q.内服薬はどんなものを飲むの?
A.抗菌剤、ビタミンB2、B6などの服用が考えられますが、軽症例は外用で十分コントロールできるようです。