鈴の音
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2014年1月号

<薬の飲み忘れ>
 薬はきちんと飲めていますか?薬の種類や服用回数が多かったりすると、ついつい飲み忘れることがあります。今回は薬の飲み忘れを防ぐ方法について考えてみましょう。


<薬の種類を整理しましょう>
 薬の種類が増える原因のひとつに複数の病院へ行くことが上げられます。病院で何かを訴えれば何かしら薬が処方されます。医師から診察時に何か薬を飲んでいないか必ず聞かれますが、すべて正確に話せる人は少ないようです。病院へ行く時には「お薬手帳」や「服用薬の空シート」などを必ず持参しましょう。診療科が違っても、効能が同じ薬が処方されることはよくあることです。必ず服用薬を確認してもらい、薬の数を無駄に増やさないようにしましょう。
 最近では血圧薬や糖尿病薬の中に2種類の成分を含んだ「配合剤」が増えてきています。「配合剤」を使うことで、薬の種類を減らすことが出来ます。服薬している薬の中に「配合剤」に変えられるものがないか、医師に相談してみましょう。

<服薬を日常習慣に合わせる>
 「食前」「食後」「就寝前」など、薬は服用時点が決まっています。決められた服用時点に服用出来れば問題ないのですが、例えば食事を摂らない人はどうしたらよいでしょう?
 服薬する患者さんや介護する家族の人も、ある程度の薬の知識は必要です。何のための薬で、いつ服用するのがベストなのか、医師や薬剤師に質問して十分納得してから服薬してほしいと思います。食事をしない時は飲んではいけない薬があります。また、空腹時に服用すると胃を荒らす薬もあります。しかし、薬によっては食事などに関係なく服用出来る薬もあります。そのような薬なら、日常の習慣(ニュース番組を見る時間や歯磨きの後など)に合わせて服用するのも飲み忘れ防止に有効です。是非、遠慮なく医師や薬剤師に相談してみましょう。

<一包化の活用>
 薬をシートから取り出して服用時点ごとにパックすることを「一包化」と言います。医師を通して薬局に依頼する事が出来ます。飲み忘れが多くいつも薬の数がバラバラに残ってしまうようなら、薬局に相談してみましょう。飲み忘れだけでなく、重複して多く服用してしまう事も防ぐことが出来ます。

<服薬にひと工夫>
 薬を確実に服用したか確認する方法も必要です。最近では、薬局やホームセンターなどに「お薬カレンダー」や「ピルボックス」などの商品が販売されています。また、服薬ノートなどを作り記録する方法もあります。そして、薬を服用したら空のシートやパックを捨てずに、一日分を決まった容器に入れて残しておくようにしましょう。そうする事で、本人だけでなく介護する人のチェックも容易になり、薬の飲み忘れや重複服用の防止につながります。

薬の服用についてわからないことは薬局にご相談下さい。