鈴の音
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2014年5月号


 爽やかな季節がやってきましたが、今月のテーマは『熱中症』です。 さて、皆さん、熱中症って夏の暑い日に起こるものと思っていませんか? 2012年の東京都の患者数のグラフをご覧ください。

2012夏季熱中症患者発生数(東京23区)  出典:国立環境研究所




確かに、7月、8月、9月といった気温の高い日に、多数発生していますが、5月に入るとすでに起こってくることがわかります。身体がまだ暑さに慣れていないために上手に汗をかくことができず、体温をうまく調節できないからです。屋外だけでなく、高温多湿の室内で過ごしている時にも熱中症はみられます。熱中症の原因となる暑さには、気温だけでなく、湿度、輻射(放射)熱、気流(風の流れ)などが総合的に係わっているので、注意が必要です。 ではどのようにしたら熱中症を防げるのでしょうか?


●高温の日は外出を控え、日傘や木陰を利用する。
●室内でも、エアコンや扇風機を利用して、室内の高温多湿を回避する。
これらは、身体を高温から守るために必須ですね。
そして
●水分をこまめに補給する。汗とともに失われる塩分もあわせて補給する。
●特に高齢者は汗をかきにくく、熱にも鈍感になりがちですから、喉が渇いたと感じなくても、こまめに水分を補給するのが大事です。
さて、日本体育協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml)と糖質を含んだ飲料を推奨しています。冷えたイオン飲料や経口補水液の利用が手軽です。なお、糖を含んだ飲料が推奨される理由には、腸管での水分吸収を促進することが挙げられています。もちろん、高血圧や糖尿病の方が利用するときは、医師や薬剤師に相談なさってみてください。

熱中症のことを知って熱中症に備えましょう!