鈴の音
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2014年 9月号

<健康食品>
 食生活を通して健康の維持・増進や疾病の予防をはかる事は大切です。暴飲暴食や不規則な食事を続けていたのでは健康維持は難しいでしょう。そこで、積極的な健康維持のために、テレビや広告などで多くの「健康食品」が宣伝されています。では、「健康食品」とは何でしょうか?今回は、「健康食品」について取り上げてみたいと思います。


<健康食品の定義>
 「医薬品(医薬部外品を含む)」以外の口から摂取するものはすべて「食品」と定義されます。「特別用途食品」「特定保健用食品」「栄養機能食品」「栄養補助食品」「健康補助食品」「栄養調整食品」「サプリメント」等々、いかにも体によさそうな名称が付けられています。これらのうち、「特別用途食品」と「特定保健用食品」、「栄養機能食品」の3種類のみが、特定の保健機能や栄養機能を表示することを国によって認められています。一方、そのほかのものは、効果や機能の表示が出来ない「一般食品」と同等の扱いがなされています。すなわち、健康食品には明確な定義はなく「健康の保持増進を期待させる食品全般」と一般に認知されています。

<機能表示が許可されている健康食品>
 スギやヒノキの花粉は、高い木の上から花粉をまき散らすことで、上空の風に乗って数十キロ先まで運ばれてゆきます。それに対して秋の花粉症の原因植物は高さが2メートルくらいしかなく、飛散範囲もせいぜい数十メートルくらいです。従って、春の花粉症の様に症状を訴える人が広範囲に広がるのと違い、秋の花粉症は狭い範囲に限定的にしか見られません。そのため、季節の変わり目の軽い風邪と思い込み、症状を長引かせてしまいがちです。

<対策は?>
・カルシウムとマグネシウム:
 乳児、妊産婦・授乳婦、病者などの対象者に発育や健康保持・回復に適するという特別の用途の表示が許可された食品。表示には健康増進法に基づき消費者庁長官の許可が必要です。

・特定保健用食品:
 食品に含まれる成分が保健機能や栄養機能を有すると一定の科学的根拠に基づいて認められた食品。通称トクホとよばれています。疾病リスクの低減表示や特定の保健用途に適する由を表示できます。有効性や安全性について消費者庁および食品安全委員会の審査を経る必要があります。

・栄養機能食品:
 身体の健全な整腸、発達、健康の維持に必要な栄養成分の補給・保管を目的に利用する食品。12種類のビタミン(A,B1,B2,B6,B12,C,E,D,ナイアシン,パントテン酸,葉酸,ビオチン)、5種類のミネラル(鉄,カルシウム,マグネシウム,亜鉛,銅)の含有量が国の基準を満たしている製品には、定められた栄養機能表示を付けることが出来ます。

<健康食品の賢い利用法>
1.薬のような使い方をしない
 健康食品はあくまでも「食品」です。機能表示が許されている健康食品(トクホなど)でも医薬品のように病気を治す目的で製品は作られていません。健康食品を薬と同じ様に使用していると、病気の治療が遅れたり症状が悪化したりすることがあります。健康食品に過信は禁物です。
2.アレルギーに注意
 青魚を食べて蕁麻疹が出たなど、一般の食品でも体に異常が出ることがあります。健康食品も個々人の体質によりアレルギーを起こすことがあります。健康食品を摂って湿疹が出たり体に違和感を感じたりしたら、すぐに摂取を中止して皮膚科や内科を受診するようにしましょう。
3.健康な食習慣や生活習慣への動機付け
 例えば、「体脂肪がつきにくい」などと表示された健康食品を摂る時、油の多い食事も控えようなどと、健康食品を食生活や生活習慣の改善へ動き出す動機付けに利用するとより効果的です。

健康維持は食事が基本です。「健康食品」は健康生活への第一歩に利用しましょう。