ためして薬膳~アンチエイジング編~
こんにちは😄
ベル薬局 辰巳台店です🎶
人生100年時代と言われる今日この頃、
いつまでも若々しく、元気で暮らしていきたいものですね❣
そこで、今回のテーマは・・・
~アンチエイジング~
漢方では、自然界にあるものは5つの要素で構成され、それらがバランスよく調和して良い状態を維持できるという考え方があります。
それを人間にも当てはめた考え方が「五臓」というものです。それは、体の働きを5つに分け、それぞれがお互い助け合ったり、打ち消しあったりしながら、バランスをとりあって機能しているという考え方です。
以下に、各臓の働きと関連する器官、臓が弱ると起こりやすい症状を紹介します!
「肝」・・・関連する器官:目、筋、自律神経、胆のう、など
働き:血液の貯蔵と供給、自律神経系の調節、など
起こりやすい症状:頭痛、ストレス、精神不安、生理不順、過敏性腸症候群、爪の異常、など
「心」・・・関連する器官:舌、血管、脳、小腸、など
働き:血液を全身に送る、感情や思考のコントロール、など
起こりやすい症状:動悸、不整脈、睡眠障害、思考力低下、など
「脾」・・・関連する器官:口、消化器系、四肢、など
働き:消化吸収、味覚、栄養や水分を巡らせる、など
起こりやすい症状:食欲不振、下痢、疲労、むくみ、など
「肺」・・・関連する器官:鼻、呼吸器、皮膚、大腸、など
働き:呼吸機能、水分代謝、免疫、など
起こりやすい症状:風邪、喘息、アレルギー疾患、排泄力の低下、など
「腎」・・・関連する器官:耳、歯、髪、生殖器、骨、膀胱、など
働き:成長と老化を司る、水分代謝、生殖能力、など
起こりやすい症状:老化、骨粗しょう症、頻尿、精力減退、発育不全、など
五臓の中で、老化と関係している臓は「腎」と考えられており、実際に、年齢とともに、現れる症状(耳が遠くなったり、歯が抜け、髪は白く、背骨も曲がってきたり、トイレも近く・・・)と、関連する器官が合致してますね!
老化をストップさせることはできませんが、「腎」の働きをサポートする食材を取り入れ、老化のスピードを緩め、元気に年を重ねていきましょう!
「腎」をサポートする食材をご紹介します!
黒豆、黒ゴマ、ひじき、牡蛎、などの黒いもの
エビ、うなぎ、イカ、羊肉、にら、山芋、クルミ、クコの実、くり、などです
おせち料理に、エビや黒豆が入ってるのも、うなずけますね!
そこで、「腎」をサポートするこんなメニューはいかがでしょうか?
~クルミ入りガーリックシュリンプ~

オリーブオイルでみじん切りのニンニクとエビを炒め、そこへクルミも投入。塩コショウで味付けして出来上がり!
冷え性の方にもおすすめの一品です。
続いて・・・
~牡蛎と白菜・ニンニクの芽のオイスターソース炒め~

牡蛎をプリっと仕上げるために、最初に小麦粉をまぶしておくのがポイントです。
白菜など消化を助ける食材と合わせることで、吸収率もアップ!
先日、散歩をしていたら、梅のつぼみも膨らみ始め、春がもうそこまで来ているのだな~と感じました。
しかし、まだまだ、寒い日もありますので、皆様、ご体調にお気をつけて、お過ごしくださいませ!
次回のテーマは「不眠」でお送りします。