豪雨災害から1年
こんにちは。ベル薬局茂原です。
今年は新型コロナウイルスによってさまざまな影響がでていますが、
昨年は全国各地で自然災害に見舞われました。
千葉県も例外ではなく、台風で停電などの被害を受けましたが、
私たちの店舗のある茂原市では、豪雨による水害でたくさんの被害がありました。
一昨日でその豪雨災害からちょうど1年。
あの時の教訓を忘れないように、振り返ってみたいと思います。
当日は朝からすごい雨でしたが、正午に連れてさらに強くなり、仕事中にも携帯電話の特別警報が鳴り響いてばかり。(半日で10月1ヵ月分を上回る雨が降ったそうです)
午後の診療は臨時休診となり、スタッフもすぐに帰宅しましたが、まもなくして近くの一宮川が氾濫、薬局前の道路はこのような状態になっていました。(薬局の隣家の方が写真に収めてくださっていました)


ちなみに通常はこんな感じ↓です。


この状態は夜遅くまで続いたので、もし薬局に残っていたらどれだけ恐怖だったか…(薬局に2階はありません)
幸い、薬局内への浸水はわずかだったので大きな被害はありませんでしたが、
当薬局をご利用いただいている患者様の多くも浸水被害にあいました。
水がひいた後は砂ぼこりや塩素消毒の臭いがきつかったこともよく覚えています。
私たちスタッフの中にも帰宅困難者が2名おり、(自宅の浸水1名、自宅につながる道路全てが冠水や土砂崩れで帰れずが1名)無事だったスタッフのお宅にお世話になりました。
そこでプチ避難生活を送ったわけですが、一番困ったのがトイレ!!
電気や水道に問題が出ていなくても、道路が冠水しているとトイレは流れなくなるんです!!さらにどんどん汚水が逆流し、いつあふれてもおかしくない状態。
災害対策で「トイレに水のうでフタをする」と聞いてはいたものの、まだ大丈夫かなと思っている間にフタなどできない状態になっていました。
簡易トイレを作ってみたものの…ストレスだらけですのでおのずと水分摂取も控えてしまい脱水気味に。食事も控え気味になってしまいました。
トイレがこんなに重要だったとは!!体験して初めてわかりました。
そこで私たちは非常グッズを再確認。
準備が足りないスタッフたちは改めて非常用セットを購入しました。

こちらは1日分セット。(1人分)
トイレ3つでは心もとないのでたくさん持っておくことをオススメします(笑)
また、車の浸水時の緊急脱出ハンマーも各自装備しました。
今回は車ごと流されてしまって残念ながら亡くなられた方もいらっしゃいましたし、浸水により動かなくなってしまった車を何台も目にしました。

これらの出番がないことが一番ですが、
いざという時に落ち着いて行動できるように、日頃から準備、確認を行っていきたいと思います。
なお、ベル薬局ではさまざまな災害対策グッズも販売していますので(取り寄せになりますが)、お気軽にご相談くださいませ(^-^)